不業の烙印 〜歴史編〜 天界最大の王国、ロン・コハク王国。 およそ200人の王たちの、それぞれの歴史を辿る。 ※どの話から読んでも、なんとかはなると思います。(曖昧。笑) 本編はこちら(必ずしも読む必要はありま せん) 創世記 1 2 3 101 167 179 180 ロン・コハク王国の地には、かつてディスタとい
う王国があった。後にディスタに対する蜂起を先導する崙は、16歳のときにディスタの王子、梓呉と出会う。
プロローグ|第一話 1 2 3 4|第二話 1 2 3 4 5 6|第 三話以降について <前夜>シリーズ 記録に残らない『ロン・コハク王国建国期』。節目となる出来事の、前夜に交わされる会話とは。 リクエスト:結婚前夜 王国歴5年。戦乱が未だ収まらない中、志月と藍の結婚が明日に迫っていた。志月がそれに反対する理由とは。 リクエスト:亡き人を想う 仲間だった。愛していた。そんな彼女は最期まで、嘘を貫き通して死んで逝った。忘れない。この先どんな人間を愛したとしても。 志月については本編第十三話<1>へ
名 前 誰よりも強く。誰よりも美しく。誰よりも輝いていた、王がいた。初代国王・志月。戦いの王と、人は呼ぶ。 遺言 恒久の平和など夢物語。だけどたとえ戦争の世が舞い戻って来たとしても、民のことを思う王であって欲しい。 海(未完) 第一部:出発|第二部:旅路…… 如月、戒については本編第十三話<3>へ
交錯 やがて王佐に就任する戒と女王の間には、埋まることのない溝があった。 切望 一度でいい。たった一度きりでいい。そして心からとは言わない、嘘でいいんだ。 如月 俺はあいつが嫌いだ。あいつも俺が嫌いだ。だけど生きていて欲しい。そこに存在して欲しい。(終) 翡
月、レシルについては本
編第十三話<2>へ(レシルは本編の時代にも登場)
命 第一部:かくして彼らは引き寄せられた ほんの小さな戯れだった。出会わなければきっと、何かを諦めていた。 第二部:王の定めを彼らは見据える ああ、王とは王族とは、何だろう。 第三部:かくして彼らは惹かれ合う それはまるで、当然のように。支えたいと、切に願う。 終幕:彼らは別れを受け入れた それでも見届け続けよう、この命が果てるまで。君の血が続く限り、ずっと、ずっと。 月祢については本編第十三話<4>へ
反
第一部:苦しいほどの理解の中で彼らはお互いのことを十分すぎるくらい理解していた。互いの嘘に付き合うことは容易く、脆い偽りの中で生きる。 第二部:試すことに秘めた思いは 信じ続けるのは苦しい。信じている。だけど今回もお前を試す。信じているからこそ試す。 第三部:裏切りか、死か 裏切られるよりは、死んでくれた方がずっといい。 終幕:糸が切れても願うこと 狂気に崩れる中、思うのは自分の息子たち。決して自分のようにはなるなと、そればかりを願う。 無月については本編第十三話<4>へ
狂
第一子:無月(むつき、30)第二子:月夜(つきや、28)|第三子:冴月(こづき、27)|第四子:空月(あつ
き、24)|第五子:五月(さつき、24)|第六子:有月(うづき、20)|第七子:鳳月(ほうづき、15)第一部:王はここから狂気に堕ちる 無月が王に就任する。そうすればきっと、穏やかに全てが終わるはずだったのに。 第二部:崩壊の序曲に何を語る 月夜が父が生前使っていた部屋に行くと、そこには有月がいた。酒を酌み交わし感じるのは、何かを失う焦燥感。 第三部:信じながらも彼を疑う 有月の遺体が市中で発見された。一体誰が殺したのか? 疑いたくはないのに、疑ってしまう。 第四部:悲劇は広がりゆくばかり 続く死の連鎖。弟の死を、淡々と語る自分に吐き気がする。 第五部:彼の悲鳴を誰が聞く 狂ってしまった歯車は、もう元には戻らない。なあ、兄さん。どうしてそんな、悲しい生き方を。 第六部:いつか見た夢 儚い夢に 時代は無月を王に選んだ。彼の王としての立場を、守りたい。 終幕:そうして王は救われる |